簡易的な手指装具の紹介

促通反復療法治療部門部長の黒田です。

上肢麻痺がブルンストロームステージⅢレベルの筋緊張が高い患者様はなかなか指が開けず、物品操作の課題や生活動作などに困難をきたしている場面をよくみます。

近年の流れとしては、できるだけ早期に物理療法(電気刺激や振動刺激)や装具療法を用いて、麻痺手を課題指向型アプローチ(実際の課題練習)の中で使用することを推奨している論文が多いように感じます。

いち早く麻痺手の単独使用ができる環境を整え、その行動のなかで「使える、使うことでよくなる」といった成功体験の予測を構築していく必要性があるように思います。

今回、紹介する簡易的な手指装具ですが、筋緊張の影響で指が握ってしまい物品を「掴めない、または掴んでも離せない」患者様に対し、スプリント材の廃材を使って写真の用なC型の細い板を作ってみました。

ポイントとしては、①ウェブスペース(母指と人差し指の間のスペース)を確保し、物品を掴みやすくする、②スプリント材の張力を利用して手指の伸展をアシストし物品を離しやすくする、が可能になることです。

物品のキャッチ&リリースができれば上肢(肩-肘-前腕)を使った課題練習ができるようになり、訓練量の確保ができます。

みなさんもぜひお試し下さい!これは使えます!

おおとみリウマチ整形外科 促通反復療法(川平法)治療部門

令和2年4月1日開始 当施設は促通反復療法(川平法)「川平先端リハラボ」の認定施設です。 静岡県焼津市中新田1-1(おおとみリウマチ整形外科1F) 054-656-2221

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