骨折後の肩関節拘縮に対して持続的電気刺激と振動刺激を併用した促通反復療法が有効だった上腕骨近位端骨折の1例

促通反復療法治療部門部長の黒田です。

以前に『総合リハビリテーション vol.50 no9 Sep.2022』に掲載された「骨折後の肩関節拘縮に対して持続的電気刺激と振動刺激を併用した促通反復療法が有効だった上腕骨近位端骨折の1例」の治療経過を見やすく表にまとめてみましたので参照して下さい。

【要旨】
症例は40代の女性で、左上腕骨近位端骨折後にシーネ固定と三角布固定を受け、それらが解除された発症14日から外来治療(30分、2回/週)としてROMex主体の従来のリハビリテーション治療(以下、従来のリハ治療)を120日まで受けて骨折部は偏位なく癒合したが、肩関節の拘縮と痛みが残存した。 発症120日から持続的電気刺激下の促通反復療法と振動刺激の併用(以下、併用促通反復療法)に変更し、210日まで継続した。治療結果を従来のリハ治療開始時と併用促通反復療法の開始時と終了時の順に示すと、肩関節ROMは外転が40°、55°、160°、外旋が0°、25°、 60°、肩関節関連の筋力(MMT)は 2、 2、 4、 肩関節JOAスコアの総合評価は20、51、 94、服の脱着などは不能、不能、可能といずれの評価も併用促通反復療法で大きく改善し、併用促通反復療法は上腕骨近位端骨折後の拘縮に効果的であった。

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